震災はいつ起こるかわからない！ストレスに打ち勝つには日々のトレーニングを｜RME介護情報ねっと

2014/06/09

東日本大震災から早４年。先日も関東地方で大きな地震が起こるなど、記憶が薄れはじめた時に、そのことを思い出させるように私たちの生活を脅かす大地震。今回は大きな被害こそなかったものの、当時の記憶を思い出した方も多かったのではないでしょうか？

大震災時は突然の被災による心的ストレスや慣れない避難生活のストレスなど被災者の方たちの心に大きく負担をかけるもの。万が一の被災に備えて日々対策を練っている方も多いかもしれませんが、その対策のひとつに、いざ震災が起こったときの心のストレス耐性を強くすることも考えてはいかがでしょうか？

東北大学では、仙台市で2011年以前から実施していた健康調査などの情報を分析し、大震災のストレスに強い人の傾向は脚力などの身体機能が良い傾向にあるという調査結果をアメリカの科学誌に投稿しました。

具体的には、震災を経験する前に高血圧だった女性や飲酒習慣のある男性は震災後、心的ストレスを強く感じている一方で脚力の強い男性は心的ストレスの程度が低かったそう。

実際に、心の強さが身体の状態とリンクするとはなかなか想像がつきにくい話ではありますが、自分の健康状態が非常時のストレスによるダメージにも影響してくるとするなら、日々健康づくりをしておくことは悪いことではないですよね。

研究を進めた東北大学の研究者も、日頃から足腰を鍛えておくことが大切、とも言っています。いずれにせよ、生活習慣を整え健康に暮らすことは震災があってもなくても健康寿命を伸ばすためにも重要なこと。ぜひ、防災対策の一環として健康づくりを始めてみてはいかがでしょうか？