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高齢者の悩みをスマホで解決 連動型で補聴器小さく、物忘れ対策アプリも

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2014/10/06
スマートフォン(高機能携帯電話)を使い、高齢者の悩みを解決する周辺機器やサービスが最近増えてきました。
スマホと連動した小型の補聴器や、物忘れ対策で薬を飲む時間などを音声で教えるアプリも!携帯電話各社もシニア向けスマホの機種を投入。若者やビジネスマンが利用するイメージが強いスマホだが、高齢者にも身近になってきたようです。
◆「異例の売れ行き」
「すごく小さくて補聴器だと気付かれにくい。音質もスマホで簡単に調整できて、会議などでとても助かっている」。米アップルのスマホ「iPhone(アイフォーン)」と連動させて使う補聴器「リサウンド・リンクス」を買った70代の男性会社役員は満足そうだ。
デンマークの補聴器メーカー、ジーエヌリサウンドが5月、片耳49万円で発売した。スマホが集めた音を無線で補聴器に送信。音質や音量をスマホで調節できるほか、スマホで音楽を聴くときは補聴器をイヤホン代わりに使える。場所に応じた聞こえ方の設定を登録しておくことも可能だ。
補聴器は性能を高めるほど本体が大きくなり、目立ってしまうのが難点。そこでスマホがマイクや音質調整などの機能を担う仕組みを開発し、長さ約2センチ、幅約7ミリと小型化に成功した。同じ価格帯で通常タイプの補聴器だった旧モデルに比べ、販売台数は約5割増の勢いで、「高機能タイプとしては異例の売れ行き」(日本法人)という。
「きょうは資源ごみの回収日です」「お薬の時間ですよ」-。日常のつい忘れがちな予定を音声で教えてくれるアプリ「指伝話ぽっぽ」も人気だ。IT企業のオフィス結アジア(神奈川県藤沢市)が開発した。
文章は自由に変えられて、複数の予定を時間や曜日を指定して入力すれば、女性の声で知らせてくれる。音声に続いて音楽を流すこともできる。
こうしたアプリは続々と登場。老眼に悩むお年寄りのためにスマホをルーペ代わりに使えるものもある。
◆メーカー各社対応
携帯電話各社も高齢者への対応を強化している。NTTドコモは2012年夏、機能を絞り画面の表示も大きくして見やすくした「らくらくスマートフォン」の取り扱いを始め、対応機種を増やしてきた。「ニーズが強く契約数が想定より伸びている」(広報担当者)ことから、重点分野の一つに位置付けている。
KDDIは、高齢者を含むスマホ初心者を対象に有料の24時間電話相談サービスを実施。利用者が桜の名所などを訪れるイベントを2カ月に1度のペースで開いている。専門家からスマホを使った写真撮影のこつや、孫らへの写真の送り方を学べる点が好評という。
ITジャーナリストの林信行さんは「便利な機能が増えたことで高齢者のスマホ利用が拡大し、それに応じて開発業者らが新たなアプリやサービスを提供しようと競い合い、相乗効果が生まれている」と指摘している。
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