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高齢者を手助けするファミーサポート、生活援助型が浸透

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2015/03/10

ファミサポといえば 「小さい子供を持つお母さんを支える」というものが知られていますが 実は今、高齢者をt助けする「介護型」がじょじょに浸透し始めています。 

岡山県勝央町ファミリー・サポート・センターでは、登録した会員が掃除や買い物などで高齢者らを支援するの「生活援助型」事業が地域に浸透しつつあります。

町の委託を受けた町社会福祉協議会が昨年6月から運営し、1月末までで延べ239人が168件に対応。国の介護保険制度見直しで2015~17年度にかけて一部のサービスが市町村事業に移されるため、受け皿としても期待されている。

 「足を痛めて掃除も大変。とても助かってます」と勝央町内の80代女性。家族は仕事のため日中は一人が多い。週1回をめどに部屋や風呂掃除、窓ふきなどをファミサポに依頼している。
 担当する山本さつきさん(72)=同町勝間田=は「少しでも力になれればと協力している。訪問したときは、できるだけコミュニケーションを心掛けている」。女性も「話をするのが楽しみ。いい制度ができた」と喜ぶ。

■同じ仕組み
 ファミサポは、子育てを手助けしてほしい人と手伝いを申し出た人が助け合う「育児型」が一般的。勝央町は育児型も行っており、同じ仕組みを生かそうと生活援助型を加えた。
 手助けしてほしい人(依頼会員)、手助けしたい人(提供会員)がそれぞれ会員登録。事務局の仲介で、提供会員が掃除、洗濯、買い物、通院の付き添いなど、専門性のいらない援助を行う。
 1時間当たりの利用料は月~金曜の午前7時~午後7時の基本時間が500円、土日曜、祝日など基本時間以外は800円。会員(2月20日現在)は提供57人、依頼88人で、提供は60代以上が70%、依頼は70代以上が94%を占める。高齢者のみの世帯、若い世代の家族が仕事で不在がちの高齢者から依頼が多いといい、1月末までの活動内容は掃除・片付け(44%)と草取り(23%)で約7割となっている。

■受け皿 
 人口約1万1千人の勝央町は約4400世帯のうち、65歳以上の高齢者のみの世帯が約900と約2割。高齢化率(1月1日現在28・3%)が上昇する中、孤立するお年寄りの支援は喫緊の課題だ。
 介護保険制度改正で、介護の必要度が低い要支援1、2の人への訪問介護、通所介護は市町村の地域支援事業へ移行する。要支援者の利用は家事援助が多いといい、17年度に移行予定の町はファミサポを受け皿の一つと考えている。町健康福祉部は「提供会員が生きがいを感じ、体を動かすことで介護予防にもなるはず」とみる。
 町社協によるとファミサポで目立ったトラブルはないが、提供できるサービスの明確化、作業の休憩時間確保など課題もあり、提供、依頼会員、町職員、医師らで運営委員会をつくり、円滑な運営に努めている。
 鳥家五月子・運営委員長は「家族以外の人が話し相手になるだけでも刺激になる。いざというとき頼れるよう、多くの人に利用してほしい」と呼び掛けている。

 問い合わせは勝央町社協(0868―38―2160)。

山陽新聞 2015年2月27日(金) より

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