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特別養護老人ホームの入所基準問題に新たな方向性。 軽度の要介護者も入所できる基準を作成へ

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2013/11/12
特別養護老人ホーム(以下、特養)への入所基準についての議論が進められています。
現段階では要介護1・2の人を対象から外し、同じく3~5の人だけが入所できるという案で方向性が決定しているのですが、ここへきて様相が変わってきました。
軽度の要介護度の人も条件付きで入所を認める案が出てきたのです。
そもそもこれまでの案では、例えば認知症患者の場合、夜中に徘徊することがあっても身体の健康面に問題がないと要介護度が軽く見られていました。
しかし家族の負担は重くなるケースが多く、入所基準を一定のものに限ることに批判が相次いだことが主な理由のようです。
そこで厚生労働省では、特養への入所に関して、ある一定の条件を満たした場合に要介護度の低い人でも入所できるようにする見直し案をまとめました。
10月30日(水)に行われる社会保障審議会の介護保険部会で提案する予定です。
現在のところ“ある一定の条件”として挙げられているのは、「常時の見守りが必要な認知症患者」「周りに支える人がいない」「自宅で家族などから虐待を受けたりする可能性がある高齢者」などです。
入所の可否については、特養の職員らでつくる検討委員会によって最終的に判断されるようです。
“彼方を立てれば此方が立たず”と言うことわざもありますが、全ての人が納得するような着地点を探すのは中々難しいことでしょう。
議論、そして迷走(?)が続く特養の入所基準問題ですが、要介護者とその家族にとって最善の方向に進むよう願って止みません。
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