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気を付けたい 「高齢者の誤嚥」

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2015/05/20

日本人の死亡原因の第4位は肺炎ですが、肺炎で亡くなる方のほとんどは75歳以上の高齢者で、その過半数が誤嚥性肺炎に関わるものと言われています。

誤嚥(ごえん)とは、食べ物や飲みものを飲み込む動作がうまくいかず、誤って気管に入ることです。通常、口から入ったもののうち食べ物や飲み物は食道へ、空気は気管へと、上手に振り分けられます。しかし、食道と気管は隣り合っているため、時には誤って食道へ送られるべきものが気管に入ってしまうことがあります。健康な人でも体験する「むせる」状態はこれによって起こります。

また、寝ている間に、唾液や胃液が少しずつ気管の方へ流れ込むこともあります。
その気管に入ってしまった異物に含まれる細菌が原因で肺炎になることがあり、これを「誤嚥性肺炎」といいます。

異物(口の中の細菌)が気管に入った場合、若い健康な方ならば、咳をして外に出したり、気管の粘膜の繊毛活動で外に排除されます。しかし、高齢者は異物を排除する力が低くなっているため、異物が気管に入ったままになりやすく、さらに抵抗力や免疫力が下がっていることなどもあり、誤嚥性肺炎になりやすいといわれています。また、脳梗塞などの脳血管障害がある場合も誤嚥が起こりやすくなります。

□ 誤嚥を防ぐにはどうしたら良いか

誤嚥性肺炎は、治療して良くなっても、誤嚥を繰り返せば、また起こる可能性があります。誤嚥を防ぎ、また誤嚥しても肺炎にならないよう以下のような点に注意しておきましょう。また、誤嚥しやすい方は、肺炎の症状がないか日ごろから注意することも大切です。

•食べ物はよく噛んでゆっくり食べるようにする。
•異物が気管に入ったら、うつぶせで背中を叩くなどして、できるだけ早く外に出す。
•歯磨きやうがいをして、口の中をいつも清潔に保つ。
•長時間横になった状態でいると、口の中のものが気管に入りやすくなるため、寝たきりの状態は避け、上体を起こした姿勢をできるだけ保つようにする。
•「食欲がない」「元気がない」「脱水症状(舌や皮膚が乾いている)」など、誤嚥性肺炎の症状の特徴がないか、日ごろから注意する。


最後に誤嚥防止のための体操を一つご紹介します。

□ 食べ物をうまく飲み込む力を鍛える「パタカラ体操」

方法は簡単、飲食の前に声を出して「パ」「タ」「カ」「ラ」と続けて何回か(10回以上がおすすめ)発音するだけです。
加齢に伴い筋肉が弱ってくると、お口の周りの筋肉や下の動きが悪くなります。
これを毎日続けることにより、食べるために必要な筋肉をまんべんなく使えるようになります。ぜひお試しください。

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