脳や体のトレーニングに効果的!? 福祉用パチンコが全国レンタル開始｜RME介護情報ねっと

2015/06/17

かつては若者達にとっての娯楽のゲームセンターが、今、おじいいちゃん、おばあちゃんたちのシニアにとっての娯楽として人気だそうです。

そしてゲームセンターでシニアに人気があるのは、スロットマシンのようなコインを投入して増やすといったゲームだそうです。

少子化により高齢化が加速する日本で、各業界は高齢者をターゲットとした商品に力を入れています。

そんな中、“パチンコ発祥の地”とされる愛知県名古屋市のパチンコメーカー、豊丸産業が開発した福祉用パチンコ「トレパチ！」が、この６月から通所介護（デイサービス）施設などに向けたレンタルサービスを開始しています。

福祉用パチンコ「トレパチ！」は５月21日からの3日間に名古屋市国際展示場で行われた『第18回国際福祉健康産業展 ウェルフェア2015』にも出展しました。

トレパチ！は、豊丸産業が「高齢化に応える製品として開発した」もので、娯楽とトレーニングの要素を兼ね備え、認知症予防などの効果を見込めるようにした福祉施設用レクリエーション機器です。

手が不自由な人にも遊びやすく、足が不自由な人も車椅子に座ったまま遊べるようになっています。
音声に従ってボタンを連打しスロットを揃えるなど、シンプルで分りやすい設計でありながらも脳や体を刺激する要素を取り込んでいます。

また大当たりも出やすいように設計されているので、利用者の方が飽きないよう工夫もなされています。その他の特徴として、玉にコーティング加工を施すことによる静音化、設定台に手をついて立ち上がった時にパチンコ台が倒れない様な設計がなされています。

福祉用パチンコ「トレパチ！（Training-pachinko!）」は、なごや福祉施設協会に所属する複数の介護施設で実証実験を展開しており、引きこもりがちだった高齢者が元気にパチンコを楽しむようになるなど、高齢者からの評判も上々のようです。
そして最近では集団でするようなレクリエーションを苦手とするひとも増えており、個人で自分の好きなように遊べるパチンコは好まれやすいようです。

すでに2015年2月に福岡県の施設向けにレンタルサービスを始めており、今月からは全国向けにサービスを拡大したという。

脳や体のトレーニングができる新しいレクリエーション機器。導入を検討してみるのもいいかもしれませんね(*^_^*)