認知症予防!カギは、アミロイドのβ‐の排出|RME介護情報ねっと
認知症予防!カギは、アミロイドのβ‐の排出 (2017-10-30)RME介護情報ねっと最新ニュースコラム
お電話・スマホからもお気軽にご連絡下さい。TEL092-481-1755、24時間365日受付中!お問い合わせはこちらから
HOME > 認知症予防!カギは、アミロイドのβ‐の排出
認知症予防!カギは、アミロイドのβ‐の排出

←前へ | ↑一覧へ | 次へ→ |

2017/10/30
今現在、認知症は予備群も含めると、高齢者の4人に1人が発症しています。
しかし、予防に向けた研究で新たな発見がありました。ポイントは、脳が活動することで生まれる《脳のゴミ》をきれいに洗い流すことです。
実は、私たちが日常的に行っているある行動が《脳のゴミ》をきれいにしてくれる可能性があるのです。《脳のゴミ》が溜まり始めるのは、認知症発症の25年程前からということもわかってきました。
*脳が活動した時に生まれる老廃物:アミロイドβ~通称《脳のゴミ》。
これが蓄積すると、アルツハイマー病発症の引き金になると考えられています。
このアミロイドβの排出力の低下が、アルツハイマー病と関係があるようです。では、どのようにすれば排出できるのでしょうか?
実は、「寝る」とアミロイドβを脳から洗い流す能力が高まるそうです。睡眠時間は、脳にとって大事な『クリーニングタイム』ということなのです。適切な睡眠時間を確保して、脳をお掃除していくことが大切ですね。
*同時に、脳の神経細胞を活性化することも効果的だと言われています。
1:有酸素運動~有酸素運動をすることで、神経細胞を活性化させるホルモンが分泌されることやアミロイドβを分解する酵素を増加させることが期待できます。
2:コミュニケーション~他人と会話をすることで、脳が活性化すると言われています。
特定の人と同じような会話をするよりも、いろいろな人と出会って新鮮な会話をするとより効果的だそうです。
3:知的活動~頭を使いながら指先を動かすことを知的活動と言います。具体的には、囲碁や将棋、裁縫などがそうです。これらも、神経細胞を活性化するのに良いとされています。
*食事で認知症予防!?
1:緑黄色野菜~ビタミンEとビタミンCの同時摂取が望ましいと言われています。
ビタミンCは、体内の免疫力や抵抗力を高めたり、血中コレストロール値を下げたり、鉄分の吸収を助ける作用があります。ビタミンEは、老化の主な原因とされる過酸化脂質が作られるのを防げる働きがあります。緑黄色野菜には、ビタミン類が多く含まれるので、積極的に摂りたいですね。
2:青魚~不飽和脂肪酸とカルシウムが同時に摂取できるのでお勧めです。
イワシやサンマ、サバなどの青魚に多く含まれるDHAやEPAといった不飽和脂肪酸は、アミロイドβなどの脳のゴミが溜まるのを防ぐ役割があり、血栓予防や動脈硬化の予防にコカがあります。また、カルシウムも多く含んでいるので、骨粗しょう症の予防の面でも摂取したいですね。
7いわし65g22:2
3:大豆製品~血管を若く保ちましょう。
豆腐、みそ、納豆といった大豆製品は、抗酸化作用のある大豆サボニンが多く含まれています。
これは、コレステロールを低下させ、高血圧や動脈硬化を予防する効果があると言われています。
特に高血圧や動脈硬化、高脂血症は認知症の一因ともいわれているので、その予防に大豆製品が有効とも考えられています。
私たちが日常的に行っている、食事・運動・睡眠が認知症の予防につながるということがわかってきました。これらのことを少し意識して取り入れていくことで、将来の認知症発症リスクを減らしていきたいですね(*^_^*)
←前へ | ↑一覧へ | 次へ→ |

各種お問い合わせ
