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熱中症について
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2020/07/29
今年も暑い時期になりました。今月は、新型コロナウイルス感染防止を踏まえた「新しい生活様式」における熱中症予防についてお伝えします。
<熱中症の重症度と主な症状>
Ⅰ度:現場での応急処置で対応できる
体温は正常、発汗あり、めまい、失神、筋肉痙攣
Ⅱ度:病院へ早急に搬送する必要がある
体温上昇(40℃以下)、発汗あり、脱力、嘔吐、頭痛など
Ⅲ度:入院して集中治療を施す必要がある
体温著しく上昇(40℃超)、発汗停止、意識障害、呼吸困難
*数分でⅠ度からⅡ、Ⅲ度へと重症化することもあります。Ⅰ度で、症状が落ち着いても、医療機関の受診をお勧めします。周囲の人も、一見安定しているように見えても、目を離さないようにしましょう。
<熱中症を疑ったときの対応>
①涼しい場所に避難
風通しのよい日陰やクーラーが効いている室内など。
②脱衣と冷却
衣服を脱がせ、露出した皮膚を水や扇風機などで冷やす。
氷嚢(冷たいペットボトルなど)を首、脇の下、股関節部などにあてる。
③水分と塩分の補給
応答が明瞭で意識がはっきりしている場合は、冷たい水や経口補水液などを与えます。意識障害や吐き気がある場合は、水分は与えず、医療機関へ搬送してください。
④医療機関へ運ぶ
自力で水分の摂取ができない、意識障害がある、様々な症状があるなど、迷ったら医療機関に搬送することが最優先の対処法です。
<特に気をつけないといけない人>
高齢者、子供、肥満の人、過度の衣服を着ている人、普段から運動をしていない人、暑さに慣れていない人、体調が悪い人、持病がある人、障害のある人、一度熱中症を発症したことがある人。
<「新しい生活様式」における熱中症予防のポイント>
(令和2年5月 環境省・厚生労働省作成「熱中症予防行動」より一部抜粋)
〇暑さを避けましょう
・積極的にエアコンを利用し、感染予防のため換気を確保しつつ、温度設定をこまめに調整する。
・涼しい服装を心がけ、暑い日や時間帯は無理をしない。
〇適宜マスクをはずしましょう
・屋外で人との距離を2メートル以上確保できる場合は、マスクをはずす。
・マスク着用時は、負荷のかかる作業や運動を避け、周囲の人との距離を十分にとった上で、適宜マスクをはずして休憩をとるようにする。
〇水分を定期的に摂取しましょう
・マスクを着けていると忘れがちになるので、のどが渇く前にこまめに水分補給を心がける。(1日あたり1. 2リットルを目安にする)
〇日頃から健康管理をしましょう
・毎日の体温測定、健康チェックを欠かさず、体調が良くない時は無理しない。
・3食きちんと食べる(特に朝食、昼食は重要で、食事を抜くと脱水に陥りやすくなる)。
〇アルコールの摂取に注意しましょう
・飲酒は脱水状態を招くので、水分補給目的での飲酒や深酒は避ける。
自分は大丈夫などの過信は禁物です。マスク着用により特に熱がこもりやすくなっています。個人で気をつけるだけではなく、周りの方々へ注意喚起し皆さんで熱中症予防に取り組みましょう。
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