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知っていますか?ノロウイルス感染予防
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2022/01/31
【ノロウイルスによる胃腸炎・食中毒とは?】
ノロウイルスは手指や食品を介して経口で感染し、人の腸管で増殖し、おう吐、下痢、腹痛などを起こします。発熱は軽度です。
潜伏期間(感染から発症までの時間)は24時間~48時間で、通常は症状が1~2日続く程度で、後遺症もありません。また、感染しても発症しない場合や軽い風邪のような症状の場合もあります。
【ノロウイルスはどうやって感染するの?】
①ノロウイルスに感染した人の便やおう吐物から、手指を介して二次感染する。
②家庭や共同生活施設など人同士の接触が多い場所で飛沫感染する。
③食品取扱者(飲食店や家庭などでの調理者)が感染しており、その人を介して汚染された食品を食べて感染する。
④汚染されていた二枚貝を、生あるいは充分に加熱調理しないで食べて感染する。
【発生した場合の治療方法は?】
現在、このウイルスに効果のある抗ウイルス剤はありません。脱水症予防のため水分と栄養補給を充分に行いましょう。脱水症状がひどい場合は病院で点滴を行うなどの治療が必要になります。
下痢止めの薬は、ウイルスの排出を遅らせ、病気の回復を遅らせることがあるので使用しない方が望ましいと考えられております。
【ノロウイルス感染拡大の予防法は?】
①調理前や食事前、トイレの後は必ず手を洗う。
②二枚貝はウイルスの活性を失わせる為に、中心部を85~90℃で少なくとも90秒加熱する。
③調理者は下痢・おう吐の症状がある場合、調理をしないようにする。
④ノロウイルスの感染者の便やおう吐物は適切に処理・消毒し感染を広げないようにする。
【感染者の便やおう吐物の処理方法】
床などに飛び散ったおう吐物等を処理するときは、使い捨てガウン(エプロン)、マスクと手袋を着用しペーパータオル等で静かに拭き取ります。その後、約0.1%濃度の塩素系消毒液(5%の塩素系漂白剤:水=10ml:500ml)等で浸すように床を拭き取り、最後に水で拭き取ります。使用した物は速やかにビニール袋に入れ密閉し廃棄します。
ノロウイルスは乾燥すると容易に空気中に漂い、口に入って感染することがあるため、速やかに処理し、処理後はウイルスが屋外に出ていくよう空気の流れに注意しながら換気を行いましょう。
参考文献:厚生労働省ホームページ >ノロウイルスに関するQ&A
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