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寝たきり高齢者、認知症高齢者などの権利を守るアドボカシーとは!?

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2015/02/26

 アドボカシー(advocacy)は「支持」や「擁護」という意味の法律用語です。もともとは社会的弱者や性差別などに対して権利の擁護や代弁を行なう活動を指している言葉でしたが、現在では福祉の分野でもよく使われるようになってきました。

例えば、寝たきりの高齢者や認知症の高齢者、障害者は、自己の権利を行使できずに権利が侵害されているかもしれません。
そのような状況において権利行使できるよう側面的に支援し代弁することを「権利擁護」といいます。
権利擁護では、利用者の主体と利用者の主張および権利獲得の過程が重視されます。
介護福祉士には、当事者に代わってその権利を主張する、代弁するということが期待されています。
アドボカシーとは、このように当事者の権利主張を介護福祉士など代理人が代弁するということを意味しています。

アドボカシーは対象者によって「ケースアドボカシー」と「クラスアドボカシー」とに大別することができます。

・ケースアドボカシー
クライエント(個人や家族)のために、クライエントともに、受ける権利がある公的扶助(金銭の支給)やサービスの利用ができるよう支援すること。それらの提供がクライエントの人権が十分に尊重されるような形で行われるようにすることです。
 例えば、介護福祉士は対象者に向かい合って支援します。その場面のなかでアドボカシー機能も用いられます。対象者の気持ちを十分に理解したうえで、サービス提供機関にその思いを伝え、どのような期待をもっているのか、どのようなことを不安に思っているのかなどを伝え、提供側の理解を得て、円滑にサービスが開始されるようにします。 このように対象者ごとに個別に行われるアドボカシー機能を「ケースアドボカシー」と呼んでいます。

・クラスアドボカシー
 ケースアドボカシーに対し、特定の対象者に限らず広く意見を主張し、地域の状況や制度を改善・改革していくという機能もアドボカシーにはあります。例えば、行政に対し制度の不備から不都合が生じている現状を訴え、制度を改善していくとか、不足している社会資源の必要性を訴え、新たに加えていくなどの働きかけを行います。これらの結果、不特定多数の対象者の権利が擁護され、行使できるようになるのです。このようなアドボカシー機能を「クラスアドボカシー」と呼んでいます。

ケースアドボカシーとクラスアドボカシーはどちらか一方があればよいというものではありません。個々の利益と公共の利益との両面から権利を守っていくことこそが、社会的に不利な立場にある人々を擁護することに繋がります。

得に医療・福祉現場では、自己の権利を行使したり表明することのできない終末期の患者や障害者、寝たきり高齢者、認知症高齢者などの権利を守るために、このアドボカシーの機能が重要視されています。

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