編み物の驚くべき効果が明らかに？認知症やうつ病予防に効果的との調査結果が！｜RME介護情報ねっと

2014/05/01

最近では　「編み物男子」なども増えてきていると聞きますが、皆さんは編み物をしたことがありますか？

ドイツなど欧米では家庭科の授業で編み物が必修科目となっており、誰でも幼い頃から編み物に親しみ、若い世代から高齢者世代まで、季節・世代を問わず編み物をする人が多くいます。

国によっては街中に編み物カフェを見かけることも多く、おしゃべりしながらワイワイ楽しく編み物をする光景は日常の一風景。実は、この編み物がうつ病や認知症予防にとても効果的だというのです。

ブリティッシュ・ジャーナルの発表によると、うつ病患者のうち約81%が編み物をした後に幸せな気持ちになったという調査結果が出たそう。編み物がもたらす心へのいい影響は、心理学者の間でも以前から提唱されており、その効果はお墨付きというわけです。

研究では、編み物のような手先と頭を動かす作業は脳の萎縮を防ぎ、認知症の進行を遅らせるという効果も明らかになっています。

靴下や帽子といった立体的なものも作ることができ、編み方や模様の種類、毛糸の種類も様々。記憶力や空間認知能力、想像力、集中力などを鍛えられる編み物は、座っている体制のまま好きな色で、好きなペースで、好きなものを作れると考えると、身体があまり動かせない高齢者にとっても負担の少ない創造的な作業ですよね。

気持ちも安定し、認知症の予防にも効果的。手軽にはじめられる編み物を始めてみてはいかがでしょうか？