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高齢者で肝臓が悪い方の場合、不可解な精神症状がみられたら『認知症』ではなく「肝性脳症」かも

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2014/05/09

肝臓は沈黙の臓器と言われますが、高齢者に疾患が見られることが多いのです。 慢性肝炎になっていても無症状のことが多く、血液検査でたまたま発見されることがあります。肝炎にはさまざまな原因があり、ウイルス性(A型、B型、C型)のほか、アルコールや薬剤でも肝炎を引き起こします。肝炎は急性の場合もありますが、慢性肝炎の場合は一部の人は肝ガンにまでなってしまう人がいます。肝炎から肝硬変、そして肝ガンという進行です。

もちろん、全員がガンになるわけではありません。ウイルス性の肝炎の治療にはインターフェロンという薬が使われます。肝臓は重要な臓器ですから、十分な治療が必要なのは言うまでもありません。

肝不全まで悪化し、肝機能が低下するとさまざまな症状がでますが、中でも気づかれにくいものに肝性脳症があります。肝臓は代謝を司っている臓器ですから、肝不全になるとその代謝が滞ります。すると毒素の分解がうまくいかなくなり、毒素を含んだ血液が脳内に入ったり、またアンモニアの代謝が滞ることで精神症状を起こしたりします。

高齢の方の場合、一見、急に認知症になったように見えますが、肝性脳症では物忘れはあまりありません。症状としては多幸感、せん妄、見当識障害、言語障害なども加わり、最終的には昏睡に至ります。運動面で特徴的なのは羽ばたき振せんや固定姿勢保持困難などで、何らかの異常が出現します。

慢性肝炎などの肝臓に疾患がある人の場合、不可解な精神症状がみられたら肝性脳症かもしれないと疑ってみてください。決して自己判断せず、早めに専門的な治療を受けてくださいね。

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