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社会福祉においての「QOL」と「ADL」とは。 (2014-10-20)RME介護情報ねっと最新ニュースコラム
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社会福祉においての「QOL」と「ADL」とは。
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2014/10/20
社会福祉において「QOL」と「ADL」は重要な概念として知られています。ここでは、改めて2つの概念を認識しておこうと思います。
QOLとは、Quality of life(クオリティ・オブ・ライフ)の略で「生活の質」などと訳されています。人間らしく満足して生活しているかを評価する概念で、医療で使われることの多い言葉です。生命の質や人生の質、人格の質など精神的な自己実現を得るための指標となり、個々の日常生活を充実させ、幸福感や生きがいを自ら発見し、人間らしく生きていくために必要な考えを表しています。
ADLとは、Activities of daily living(アクティビティ・オブ・デイリー・リビング)の略で「日常生活動作」と訳されています。私たちが普段の生活の中で日常的に行っている食事や排泄、入浴、移動、更衣、寝起きなどの動作がどの程度自分の力でできるかを測るための指標となっています。主に介護で使われることが多く、介護保険制度ではこのADLに基づいて「できる・できない」を調査してレベルを決めています。
精神的自己実現のQOLと日常生活動作の満足のADL。近年は、もともと医療で多く使われていたQOLの考えが福祉や介護にも浸透してきました。身体的ケアのADLも大切だけれど、精神的な充実を図るQOLを大事にしようという流れです。いずれにしても、どちらも大切にしたいものですね。
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