あなたは、お口のニオイ、気になりますか？｜RME介護情報ねっと

2015/03/19

あなたは、お口のニオイ、気になりますか？

年齢とともにお口のニオイが気になるようになったという方は少なくないのでは？

実は　口臭が病気のバロメータとなることもあることをご存知ですか。

例えば、胃潰瘍や肝炎、鼻炎、歯周病、肺炎、気管支炎、腎臓病といった病気を患った時、その症状のひとつとして口臭が現れることがあるようです。よって、「たかが口臭…」と甘く見ていると、取り返しのつかない結果を招くことになるかもしれません。

　今回、口臭が手がかりとなる新たな病気が、順天堂大学医学部附属病院の梶山美明教授によって特定されました。　教授によって特定されたその病気の正体とは食道がん。

進行性の食道がんを発症した患者と健康な人の吐息を比べたところ、食道がん患者の吐息には２ブタノンや酢酸、アセトン、アセトニトリルといった物質が多く含まれていたそう。これらの物質が食道がん患者において検出される理由が判れば、患者への負担の少ない検査への開発にもつながるものと見込んでいます。

固形物が上手く飲み込めなかったり、背中や胸に痛みを感じたりするほか、口の中から甘酸っぱいニオイが漂ってきたら要注意！

食道がんの早期発見へとつなげるためにも、定期的に口臭チェックを行うようにするとよいでしょう。