誤嚥防止に「水を使わない」要介護者向け口腔ケア用ジェルが発売！｜RME介護情報ねっと

2015/06/25

高齢者の主要な死亡原因となっている肺炎ですが、継続的な口腔ケアを行うことで予防できることが報告され、多くの医療機関や施設等で口腔ケアが実施されています。また最近では、口腔ケアは高齢者のQOL(Quality of Life)の維持向上や全身疾患の改善、健康増進に向けた医療の一環として、さらに注目されています。

一般的に口腔ケアには水が使われますが、うがいや吐き出すことがうまくできない要介護高齢者では、口腔ケアで使用した水を誤嚥してしまい、誤嚥性肺炎の発症リスクを高める恐れがでてきます。

そこで日本歯科薬品株式会社が国立研究開発法人 国立長寿医療研究センターと共同で新たに研究・開発したのが口腔ケア用ジェル「お口を洗うジェル」です。

７月３日に全国発売が予定されているこのジェルは「お口の汚れを軟化させてからめとることが可能」「口腔内に塗り広げやすく、たれにくい」「吸引、除去しやすい性状」といった特徴があります。

この「お口を洗うジェル」ですが、もちろん単体で使うことが可能ですが、国立長寿医療研究センター歯科口腔先進医療開発センターで考案された「吸引器と吸引管を併用する口腔ケアシステム」を組み合わせることにより、誤嚥の心配がある患者さんに「水を使わない口腔ケア」を行うことができるようになりました。

全国の医療機関向けに発売されますので、気になる方は一度かかりつけの病院などに相談してみてはいかがでしょうか。

【商品概要】
商品名　　　：お口を洗うジェル
商品分類　　：口腔化粧品、歯みがき類
内容量　　　：80g
希望小売価格：1,620円(税込)