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北九州市で高齢者が空き家発見とお年寄りの見守り活動を展開 (2015-12-21)RME介護情報ねっと最新ニュースコラム
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北九州市で高齢者が空き家発見とお年寄りの見守り活動を展開
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2015/12/21
北九州市小倉南区を中心に放置された空き家を探し、持ち主から管理業務を受託しようと活動を始めた高齢者グループがあります。
「放置されている空き家を減らし、高齢者の生きがいにつながるような取り組みができないか」という発想から始まった60~70代の7人で8月に結成した「つわぶきの会」です。
散歩などを通して日々、空き家を見つけながら、地域のお年寄りの見守り役としての役割も担っています。
会員は、ルートを変えながら毎日欠かさず散歩を続け、空き家を見つけると、九州市の助成を受け、市内で増え続ける放置空き家を探し、管理業務の受託や販売までを行う「夢追い空き家管理協議会」の事務局に連絡します。
会はこれまでに60軒の空き家を事務局に報告。事務局は不動産登記簿から所有者を探し、月3千円で管理業務委託を働き掛けます。受託後は会で管理し、月2回の巡回で破損状態や無断駐車の有無などを確認します。会は管理費の一部を報酬として受け取る仕組みです。
報告した60軒のうち管理受託まで結びついた例はまだないようですが、1軒は売却が決まり、会が家財道具の処分を引き受けたそうです。
同会は、高齢者が散歩するのが楽しくなり、健康にもプラスになると語っているほか、空き家でなくても1人暮らしの高齢者の住民には「困ったときは何でも連絡してください」と呼び掛ける積極的な姿勢もみせています。
全国的に深刻な空き家問題。その解決とともに、高齢者の生きがいと見守りといった地域づくりに貢献できる今回の取り組みは今後も注目していきたいと思います。
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