在宅介護への流れが進む 2015年度から特養入所の基準が要介護度3以上に|RME介護情報ねっと
在宅介護への流れが進む 2015年度から特養入所の基準が要介護度3以上に (2014-02-03)RME介護情報ねっと最新ニュースコラム
お電話・スマホからもお気軽にご連絡下さい。TEL092-481-1755、24時間365日受付中!お問い合わせはこちらから
HOME > 在宅介護への流れが進む 2015年度から特養入所の基準が要介護度3以上に
在宅介護への流れが進む 2015年度から特養入所の基準が要介護度3以上に

←前へ | ↑一覧へ | 次へ→ |

2014/02/03
現在、特別養護老人ホーム=特養への入所者は全国で約47万人。要介護度が高い人の割合が年々高まってきてはいるものの、そうでない高齢者も1割ほどいると見られています。
一方で、入所待機者は約40万人。この中にも要介護度3以下の高齢者が多く含まれるのが現状ですが、2015年度からは特養への入居条件として「要介護度3以上」とするよう改める案を、厚生労働省が固めました。
これは何より、増大し続ける介護給付費の抑制を目的とした策。現在、特養は全国に7752カ所あり、全体で月に1200億円もの給付がなされています。入居制限を設けることで介護の給付費抑制につなげようというものです。
これはつまり、介護の形態を施設から在宅へという方針の具現化です。入所制限「要介護度2」と「要介護度3」の間に線が引かれる方向で、要介護度3以上の高齢者には“施設介護サービス費”を支給する一方、要介護2以下では支給対象から外すという方向で進められています。
こうした策を実現する一方では、在宅介護の体制を整えることが急務。在宅介護では地域包括ケアシステムを充実させたり、またサービス付き高齢者向け住宅をはじめとした特養以外の施設の整備が急がれます。
実際に都心部では、空き家を活用した高齢者向け住宅の整備も進められており、“線引き”の制度化に向けて、着々と設計が進められています。
今現在、要介護度2以下で特養への入所待ちをしている方は、早めに別の対策を考えた方が良いかもしれませんね。
←前へ | ↑一覧へ | 次へ→ |

各種お問い合わせ
