訪問看護も24時間体制に！　機能強化型サービスの2014年度からの開始を検討｜RME介護情報ねっと

2014/02/05

在宅での介護・看護の流れが進む昨今では、地域でのサービス提供に関して様々な動きがあります。そんな中、厚生労働省の発表によると、2014年度から新たに「機能強化型訪問看護ステーション」（仮）を設置し、24時間体制で訪問看護を行うなど、サービスの拡充を図るとのことです。

現状の訪問看護ステーションでは、看護師や保健師、理学療法士が常駐し、医師の指示を受けて看護が必要な家庭を回ってリハビリや血圧測定、服薬指導などを行っています。

24時間体制を採る強化型では、終末期の看取りや難病患者にも対応するとのこと。現状でも行っているステーションもあるのですが、診療報酬が十分でないなどの問題があったため、それを解決する方向で考えられているようです。

また「機能強化型訪問看護ステーション」（仮）では、看護師が医療機関や介護施設との橋渡し役になることで、看護師が利用者の状態が見極め、適切な医療・介護サービスが提供されることが期待されています。

この議題は、厚生労働省の諮問機関である中央社会保険医療協議会で議論が開始され、来年２月にまとめられる診療報酬の改定での実現を目指しているとのこと。看護師の負担増、人手不足など課題はたくさんありそうですが、利用者の立場からすれば、安心感が増すのは間違いありません。実現に向け、ぜひとも前向きな議論・検討を願いたいものですね。